「行ってみっかな」陽気に誘われるように、ホーム近くの遊歩道に散歩に出かけました。紅葉も始まって、秋の陽ざしに包まれるような素晴らしい休日です。
大きな木の紅葉に目を奪われながら、ずっと忘れていた『葉っぱのフレディ』を思い出しました。
普段の生活では、一緒に笑ったり、テレビを見たり、時にはぶつかることもありますが、お互いに寛容で、困っているひとがいれば必ず誰かが心配してくれます。ちがう色だけれど、お互いに認めあって、やさしくて、思いやる。いつもたいせつなことを教えてもらいます。
季節はすっかり秋ですね。
散歩しながら、葉っぱのフレディは木の枝から何を思っているだろうかと想像してみました。
朝食をおえて、暮らすみなさんが朝の支度をひと段落させるころ、ホームにも朝の陽ざしが気持ちよく入ってきます。
秋晴れの朝、太陽の光に少しずつ温まり、窓を開けると澄んだ空気が心地よく感じられます。
ほんとうに気持ちよくて、気持ちもなごみます。
朝のちょっとした時間のちょっとした気分転換。
暮らしの中のちょっとしたいい時間です。
そろそろ時間ですね。
Have a nice day! そんな思いを込めて
「行ってらっしゃい!」
「わたし研いでけっか」の屈託ない明るい声に夜の台所の最後のお仕事をバトンタッチすると、米を研ぐ所作のなんとやさしく、やわらかく、その丁寧なことにそばで見ていて心が洗われる思いがしました。
この仕事に携わる人であれば、こんな印象的な瞬間に出会うことも少なからずではないでしょうか。
そしてとてもチャーミングな笑顔、声まで聞こえてきそうですね。
お米研ぎはもちろん名人級ですが、
こんなに素敵な笑顔の持ち主は
きっと「人生の名人」「生き方の名人」です!
ホームでは暮らされている皆さんが思いもよらぬ素敵な贈り物を届けてくれます。
暮らしの一瞬一瞬をこれからも少しずつご紹介していきたいと思います。