さくらんぼ共生園の実践に学ぶ
暑い日が続きますが皆さんお元気でお過ごしのことと思います。
私ごとですが真夏のSON山形のトーチランや納涼大会そして個人的な休暇で真っ黒に日焼けしてお会いする人に
驚かれています。今日事務所に出勤すると青森県の施設のスタッフによる暴行事件の報道がありました。本当に
利用者の権利を侵害する残念な事件が多発します。
さて、少し前になりますが7月22日に山形県知的障害者福祉協会主催の権利擁護推進委員研修の中で
寒河江にある「さくらんぼ共生園」の倫理推進委員である立川優さんから実践報告をいただきました。
利用者中心の考え方が日々実践の中に徹底されている素晴らしいご報告でした。
月2回の自治会は施設の開所から継続されており、共通の意見を出し合ったり、聞きあったりするプロセスの中で場と役割、安心と自信を与えられ人は変わっていくとのことでした。そして話し合う時には相手の状況に合わせて視覚情報を蓄積し、時には1対1で丁寧にサポートをされるようです。そして支援会議への利用者参加を促し、わかりやすい情報を提供されていました。
又個別面談を行い利用者とスタッフお互いに向き合い立ち止まる時をしっかり保障しておられます。
なんと丁寧な実践でしょう。さくらんぼ共生園にお伺いすると感じるゆとりや穏やかさはスタッフのこのような利用者への関わりの集大成であると思います。このような関わりの中からは不適切な関わりやまして権利侵害につながることは皆無といえるでしょう。さくらんぼ共生園の利用者中心の素晴らしい実践から多くのことを学び私たちの支援に生かしてまいりましょう。