社会福祉法人改革について
社会福祉法改正にともなう社会福祉法人改革の本格実施が始まって
います。このたび最も大きく変わるのは評議員会のあり方です。
これまでの諮問機関から議決機関となり人数も半分程度となってい
ます。このたびの改革が一部法人の同族経営や不正な支出の是正と
いった側面は評価できる内容ですが逆にが社会福祉法人の本来の
役割である地域の福祉ニーズに対応する組織改革とはなっていない
のではないかと思います。
愛泉会としてこのたびの改革にあたって特に二つの点に留意しまし
た。一つは評議員は次の立場から就任をお願いをいたしました。
社会福祉士を中心とした権利擁護の専門家の皆さん、経営の時代に
対応する民間企業の経営者の皆さんそして、スタッフの採用・育成
の視点から大学、短大の教員の皆さんに参画いただきました。
もう一つは新たに法人として地域運営協議会を始めることです。
これまで障害当事者や職員を含めて地域の方々に評議員をお願い
してきました。
利用者や地域の意見をあげていただくために今後とも多くの方々
に参画いただきたいと思います。
この法人改革を新たな視点で障害のある人々の権利と地域課題に
対応する法人経営につなげてまいりたいと思いますので。一層の
ご支援ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。