2冊の本
またまたご無沙汰してしまいました。
山形は桜の花が咲きそろいあちこちで美しい光景を見ることができます。
昨日は城西町にある山形市の総合福祉センターにおじゃましましたが、
まわりは霞城公園の満開のさくらを求めて車の渋滞が発生していました。
さて、私の趣味の一つは読書ですが以前買い求めて読んで最近再読して
いる本が2冊あります。一冊は大好きなPFドラッカーの「非営利組織の経
営」です。この本は特に福祉事業やボランティア団体に所属する特に管理
者やリーダーの方々には必読の書であると思います。私は愛泉会を始め
知的障害者福祉協会やスペシャルオリンピックス山形の活動に関わってい
ますが各団体において成果があがり、活発な活動にするための様々なヒン
トが隠されています。リーダーとしての資質を磨くためにも是非ご一読く
ださい。
もう一冊は「知的障害のある人の理解と支援とは」スウェーデン発 人間
理解の全体的視点 グンネル・ヴィンルンド、スサンヌヘンバーゲン著で
明石書房出版です。
岩崎隆彦氏の訳はとても読みやすく障害の重い利用者を理解するための着
眼点がわかりやすく論じられています。特に感覚に着目すること視覚、
聴覚、触覚、味覚、臭覚、平衡感覚等 運動機能、思考、コミュニケー
ション等々に着目しご本人の意思や想いをくみ取るために様々な
工夫を提示していただいています。
知的障害のあるご本人の特に現場で直接利用者と直接関わる皆さんには利
用者を深く理解するための必読の書です。
春爛漫で活動的になりますが時には足を止めて自らを振り返る時が必要で
あることを実感する毎日です。