福島県知的障害施設合同研修会に参加して
先日2月19日に磐梯熱海温泉で開催された福島県知的障害者施設合同研修会
に参加して参りました。
なんとこの私が基調講演であの蓮池薫さんが特別講演でした。そして参加
者は、ご家族、ご利用者スタッフを合わせて330名を超える活気のある研
修会でした。
私に与えられたテーマは「今の私たちを取り巻く課題の確認」~大切な目標
を見失わないために~です。ご家族、ご本人そして、支援者が合同の研修会
はとても意義のあることですが話を組み立てるのは大変悩みました。
結局、事例を紹介しながら意思決定支援、利用者と支援者の信頼関係、人
的物的環境を変えることの重要性についてお話をさせていただきましたが、
お伝えしたかったのは障害のある利用者の可能性と利用者が地域社会で生
活することでの地域社会の変化です。
最近特に人に話を通して伝えることのむずかしさを感じます。
二日目の蓮池さんの講演はとても素晴らしい内容でした。北朝鮮に拉致さ
れた実際の体験から試練の中で夢や絆を再発見された内容でした。
北朝鮮の福祉や障害のある人はどのような対応をされているのか尋ねてみ
ました。
障害のある人はいつの間にかいなくなる、消えるということばに衝撃
が伝わりました。人間の福祉は個人の生き方や選択も大切ですが
民主的国家であること、権利を守る法律や制度が重要であることを痛感
します。
障害のある人の意志が大切にされ、弱い立場の人々が大切にされる
社会を願いたいものです。
家族と支援者が共に学ぶ研修会、山形県でも開催できればと思います。