ソーシャルワーク実践について
久しぶりの投稿となり失礼いたします。
コロナ禍も少しずつ沈静化の傾向にあり感染に留意しながらも積極的な活動をしたいと思っています。
平成4年度末を迎えていますが当法人では毎年実践研究発表会を開催しています。
今年度は東北福祉大学の都築光一先生を助言者に3月25日に開催を予定しています。
先日今年の発表の原稿が上がってきました。全部で19事業所での取り組みをまとめたもので、まだまだ未定稿ですので手直しが必要な発表内容もあるのですが全体に目を通して、その発表のテーマや内容の多様さに驚き大変うれしく思いました。
地域移行や個別支援計画や就労支援については今の障害福祉のメインテーマですので当然ですが中高年のひきこもりやセルフヘルプグループに関すること、介護保険と障害福祉との関係や子供、子育てに関すること、アート活動やサテライト型住居等々19本があげられてきました。
当法人では法人の目標として「ソーシャルワーク実践」をテーマにしていますが知的障害福祉事業所からスタートして様々な地域課題に対応する発表内容にこれからの多くの可能性とスタッフの頑張りを実感できたからです。
国の制度は地域で発生している孤立、孤独、高齢化、少子化等の様々な課題を地域で包括的に受け取る「まるごと」の基に特に相談機能が強調されることが多いわけです。しかし様々な課題に対応するには下支えするサービスが必要となります。
以前、国のある会議で「まるごと」が「まる投げ」にならないようにと発言して、ひんしゅくをかった覚えがありますが私の不安は消えなかったのです。
一方で利用者の地域での生活を支える事業が広がり相談機能と一体となるとき地域社会の様々な課題に対応するソーシャルワーク実践が可能性となります。
地域の福祉課題に敏感な法人でありたいと思います。