社会福祉法人 愛泉会

「愛泉会」は、「楽しく自分らしく生きる」をサポートします。

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井上 博の「行雲流水」

法人全体会を終えて

山形も日増しに春めいてきて法人本部に隣接する山形西高校の桜もほころび始めました。

4月11日夕方からに法人の全体会を開催し、今年度の事業方針や事業計画、新任職員の紹介等を行いました。

一年に一回の全体会に参加する職員は毎回増え続けており今年度は総勢100名を超える出席がありました。仕事を終えたあとの出席に感謝です。

社会福祉法人愛泉会が事業拡大し続ける中で法人の基本的な理念や考え方を共有することは大切なことです。職員集団も常勤職員、非常勤職員を含めると180人の集団となります。年齢も経験も本当にさまざまな職員集団が障害のある利用者の福祉の向上という一つの目的のために想いを合わせたいとのねらいでした。目にはなかなか見えないことが多いこの仕事は目的をしっかり意識していないと誰のための事業かすぐにわからなくなってしまいます。

最も大切なことは利用者中心の思想、考え方です。歴代の管理者から言葉は違っても、利用者を第一に考えること、主人公は誰か

と教えていただきました。スタッフの皆さんには利用者中心の考え方、利用者支援の基本理念を心に留めていただきたいと思います。

そして今年の大きなテーマは権利擁護でした。千葉県社会福祉事業団の虐待事件、暴行死事件を受けて、あの事件が決して他人事ではなく、特に多くの行動障害のある利用者の支援を実施している当法人として、虐待の防止のために様々な工夫が必要であることを確認したいと思います。竹田さんから解りやすく説明してもらいました。そして権利擁護が低いレベルにととまるのではなく積極的権利擁護につながるように実践してまいりましょう。

さらに法人としての中長期計画の作成は今年度大きなテーマです。障害福祉分野にも民間企業はじめ、NPO法人等の参入が激しくなっております。介護保険分野でおきている競争の激化は目の前です。中長期計画を作成する中で当法人の役割や地域への貢献等について議論していきたいと思います。管理職、リーダー職を中心に半年をかけ旭ブレインズの鈴木さんの指導を受け作成する予定です。

利用者やご家族から選択される事業所となるために園長・センター長を中心にサービス管理責任者がサービス提供の中核となりチームとしての支援をしていきたいと思います。スタッフも一人の人間として様々な弱さを抱える集団です。お互いの弱さを補い合いながらチームによる支援を実施してまいりたいと思います。

今年度の新規事業としては上山市弁天地内で5月からグループホームが始まります。さらに10月からは山形大学医学部近くに大家さんから建設いただいて放課後等ディサービス、生活介護事業所、児童のショートステイの多機能型事業所の開設予定です。先月25日に地鎮祭が執り行われました。今後も必要な場所に必要なサービスを立ち上げてまいりたいと思います。

最後に日ごろ365日昼も夜も深夜にわたって交代で働いてくれているスタッフに心より感謝したいと思います。お体をご自愛ください。

今年も新卒者8名を含む11名の方に当法人のスタッフとして加わっていただきました。

特に新卒者は20歳や22歳の若者たちです。私から言えば自分の子供より若いスタッフです。

経営の神様ドラッガーは上司、管理者の条件は自分の子供を託せることであるとの名言があります。

彼らが対人援助の専門職として確り育つように皆で支え合いましょう。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。