小さな成功体験
知的障害のある人をスペシャルオリンピックスではアスリートと呼んで
いる。そんなスペシャルオリンピックスで利用者にあいさつすることが
多く相手との競争よりもまずは自分に挑戦しようとお話しをしている。
ふと気づいた。アスリートに自分に挑戦するように言っているのに自分は
どうなの?自分も小さな挑戦をはじめてみた。大昔中学高校時代、中長距離
の選手でその後もフルマラソンやハーフマラソンを走っていたがここ20年
余り遠ざかっていた。10月5日に行われた山形まるごとマラソンのハーフ
(約21キロ)に参加を決めたが当日は練習不足がたたり必死の完走となった。
制限時間ギリギリ2時間30分で後ろから数番目のゴールであった。
しかし、沿道の皆さんの声援やゴールでの市川市長さんの声援や完走した
達成感が忘れられずその後も週に2ないし3回10㌔程度を走っている。
はじめは500メートル走るのもつらかったが少しずつ距離をのばし、
現在ではゆっくりであるが10数キロは楽に走れるようになった。
そして走った後の爽快感や達成感はなにものにも代えがたい。
先週もスペシャルオリンピックスの福岡大会に参加させていただいた。
自分のレベルに合わせて必死に挑戦するアスリートに感動した。
私たちも自分自身や利用者の日々の小さな挑戦に目を向け様々な分野
での挑戦を後押ししたい。そしてスポーツ、労働、表現活動、外出等、
日常生活の中でのささやかな挑戦と小さな成功体験を共有したい。
来年はできればフルマラソンに挑戦したい。皆さんもいかがですか。