blog庄司園長の部屋

世話人さんの言葉から

あっという間に12月。この1年の仕事を振り返り、自分が思い描いたように仕事が進められたかどうか、職員一人ひとりにレポートを書いていただき、先週末から読まさせていただいております。今年は、世話人さんや就労継続支援A型事業所で働く方々からも、「自分自身が仕事をする上で大切にしていること」のテーマで書いていただきました。どれもこれもが、仕事に対し真摯に取り組まれている内容、そして心が温まるものでしたが、その中からいくつか紹介させていただきます。

世話人さんの言葉から、
「入居者の方々に元気に声掛けすること『おはよう』『いってらっしゃい』『おかえりなさい』」
「事業所より持ち帰った作品などを受け取る時は、『上手にできたね』『どこに飾る?』と誉めること」
「皆が話を聞いてほしいと思っているので、公平に会話するように努力すること」
「何かあった時は必ず、支援員、そして同僚に報告、連絡、相談すること」
「おかず、味噌汁……、口に入れた時に『おいしい』と思える味付けを心がけています」
「ホームで皆が寛ぐ『ティータイム』を大切にしています。今日の昼間にあったこと、ヘルパーと出かけたこと、TVで見たこと、果ては懐メロまで……、様々な話が出てきますが、皆さんと信頼関係を作ったり、一人ひとりのことを知るためには、大切なことです。時々、解らない内容の時もありますが、否定しないように注意して聞いています。ティータイムの時間にこの仕事をする上で大切なことが凝縮されているように思います。」
そしてこんな言葉もありました。
「この職場で働くまでは、本当に遠い存在の場所でした。縁あって働かせていただいてからは、それまでの生活は、狭い一角の中で生活していたのではないかと感じています。この数年で自分も成長できたことを感謝しています。」

そして最後に、生活介護をお手伝いいただいている大先輩の言葉です。
「この仕事にプライドを持つこと」

一つひとつの言葉の中に、愛泉会で大切にしている基本理念が詰まっています。
皆さんのそうした思いに支えられて、今年も無事に終えることができます。ありがとうございました。