訪問レポート②『地域活動支援センター天花』について
地域活動支援センターは、地域で生活している身体・精神・知的障害等を抱える方に創作活動や交流の機会を提供する事業所です。愛泉会では天童市から委託を受け、平成30年4月から老野森のデイサポート天花の2階を活用し、事業を行っています。
【地域活動支援センター天花 概要】
開所日 :月曜日~金曜日(第二木曜日休所・第二土曜日開所)
営業時間 :9時~16時
登録者数 :約70名
天花について:天花はフリースペースとなっており、営業時間内であればご自由にご利用いただけます。
地域活動支援センター天花の活動は、メンバーとスタッフが相談をしながら一緒に考え実施しており、映画鑑賞会やパソコン教室、料理を作るホットプレート会等、様々な活動を行っています。
また、天花では「こんなことをしてみたい」という希望を大切にし、メンバーの皆さんの得意なことや好きなことをいかした活動等も実施しています。
今回はその活動の一環でメンバー3名の方が作品を製作されましたので、ご紹介いたします。
①手芸で作ったおもちゃ
メンバーのAさんは、手芸が好きでフェルトや毛糸を使用して作ったおもちゃを放課後等デイサービスへの寄付を目標とし、実現されました。本を見て参考にしながら、工夫を加えてオリジナルのおもちゃを作られています。
②オリジナル絵本
メンバーのBさんは、イラストを描くのが好きでオリジナルの絵本を製作されました。絵本に限らず、そのイラストは事業所のSNSに登場したり、外部からもイラスト製作の依頼がありイラストを描いたりされています。
③オリジナルの詩
メンバーのCさんは、その時おもったことや考えてできたものを詩で表現され、できた詩をイメージに合う画とあわせて1つの作品を作っています。イメージ画像はスタッフが探し、共同製作になっており、詩は全てご本人の手書きです。この詩は事業所のお手紙に掲載され、事業所内にも飾られています。
天花では、メンバーの皆さんの得意なことや好きなことをいかし、「こんなことをしてみたい」という思いの実現にむかい、メンバーの皆さんとスタッフが一緒に考え様々なことに取り組んでいます。今後も「人と人、人と場所、人と社会を感じられる事業所」を目指しながら活動を実施してまいります。