令和5年6月22日(木)に入職2・3年目の職員を対象とした研修を実施いたしました。昨年度より継続的に学びを深めてもらうことを目的とし、1年で5回程度研修を開催することとしており、今回は第1回目の研修となりました。
第1回目となる今回はオンラインによる研修ではなく、集合形式で開催いたしました。研修テーマは「気づきと振り返り」とし、講話では昨年度の内容を振り返りながらさらなる利用者理解につなげていくために大切なこと等を事例もまじえながらお話しいただきました。その後、グループワークを実施し、講話をうけて感じたことや、今後の業務にどのように取り組んでいきたいかといった想い等を意見交換しました。同期の職員だからこそ共有できる想い等を、お互いに話すことができ、とても有意義な時間になったかと思います。
今後も、さらなるソーシャルワーク実践にむけて研修内容を検討、実施してまりたいと思います。
(研修の様子)
愛泉会では、多種多様な方々へのサービスの提供と地域生活への移行、維持、そして安心安全な生活、活動の提供を目指し、支援検討委員会を設け取り組みを行ってきましたが、今年度から、委員会の中に新たに「強度行動障がい」、「精神障がい」、「高齢・重身」の3つの検討グループを設け、それぞれに課題を検討し、改善のための取り組みを行うことにしました。
「高齢・重身グループ」は、法人内の各施設において介護が必要になった利用者にも対応できるよう、介護技術や知識を共有し実践力を身につけることを目標としております。活動内容は、研修会の開催や事例検討会への参加、個別ケースに対しての助言や技術指導などです。
近年、障がい者の高齢化が課題となっておりますが、当法人でもグループホームを中心に介護が必要な利用者が増えてきました。愛泉会ではこれまで介護を必要とされる方は少なく、支援員は介護技術に触れる機会が少なかったことから、ADLが低下した方への対応に不安を感じている現状があります。
そこで、5月に今年度1回目の研修会を向陽園で実施しました。テーマは“やってみよう介護技術”。実技を交えて「寝たきりの方のおむつ交換」と、「麻痺のある方の車いすへの移乗と移動」についての研修会を行いました。当日は、法人内のスタッフが25名ほど参加し、和気あいあいとした雰囲気ながらも真剣に介護技術を学ぶことができました。
今後さらにパワーアップした委員会を目指して、定期的なおたよりの発行に加え介護技術のYouTube動画を発信する予定です。介護が必要になっても利用者が住み慣れた場所で安心して暮らし続けられるよう、気軽な連携をモットーに現場に求められる委員会活動を目指して活動していきたいと思います。
居宅介護支援事業所心音
介護支援専門員 寺崎 友紀子