4月3日、令和5年度社会福祉法人愛泉会入社式及び辞令交付式が法人本部会議室で執り行われました。
今年度は、新卒採用者を含め9名の職員が新たに採用され、理事長から1人ひとりに辞令が手渡されました。
辞令交付後、入社式が執り行われ、新採職員にむけて理事長から、
・私たちの事業の目標は、「知的障がいのある方々が普通に地域で暮らす仕組み、社会を作ること」。
・その実現のため、「ソーシャルワークの実践」を方針に取り組んでいること。そして本日入職された皆さんにもソーシャルワーカーとして学びを深め、「ソーシャルワークの実践」をお手伝いしていただきたいこと。
・福祉の仕事をする職業人として大切にしていただきたいことは、「利用者から学ぶ」という姿勢。仕事に慣れてくると、上から目線で利用者を見てしまいがちだが、常に「利用者から学ぶ」という姿勢を持ち支援にあたって欲しいこと。そうした謙虚な姿勢が、人間として自分を成長させること。
とのお話がありました。
令和5年3月25日(土)、山形市総合福祉センター交流ホールにて令和4年度実践研究発表会を開催いたしました!
1日かけての研究発表会となりましたが、午前中は東北福祉大学教授都築光一氏をお招きし、「知的障害者の地域移行と地域生活の課題に関する調査研究報告」と題してご講演いただきました。
その後、当法人の研究発表会を開催いたしました。今年度は会場発表とオンライン発表に分け、会場発表となりました7つの事業所が研究発表を行いました。
研究発表では、各事業所にて日々取り組まれていること、そしてその取り組みから生じる課題や今後に向けた支援のあり方について発表がされました。
発表をとおして、互いの事業所の取り組みを知るとともに、ソーシャルワークの実践に向けて様々な支援や取り組みのあり方を学ぶことができたかと思います。
〇各事業所 テーマ一覧
1 『地域移行への取り組み ~グループホーム体験も見据え、入所施設が準備してきたこと~』
障害者支援施設向陽園(入所)
2 『発達障がいの方への支援 ~特性に合わせ、入所施設ならではの環境スペースとマンパワーを活かした支援実践~』
障害者障害者支援施設向陽園(生活介護)
3 『意思決定支援 ~タブレットを使った取り組みについて~ 』
グループホーム支援センター向陽園
4 『作業技術向上に向けた取り組みと山形市社会福祉協議会福祉まるごと相談との協働について』
エコファームもとさわ
5『 デイサポートさくらにおける表現活動の取り組みについて』
デイサポートさくら
6 『たんぽぽ工房の魅力を地域へ ~人と触れ合う楽しさと喜び・温もりを感じて~』
デイサポートたんぽぽ工房
7 『サテライト型住居の支援 ~一人暮らしに向けて~』
グループホーム支援センター心音
8『 地域支援の実践報告 ~利用者との関わりから学んだこと~ 』
向陽園ホームヘルプステーション心音
9『 児童ショートステイが目指す支援の可能性』
児童デイサービス月のひかり
10『 グループホームならではの生活の自由度について』
グループホーム支援センターみらい
11『 利用者による事業所満足度調査について』
デイサポートちとせんぼ
12 『コロナ禍でもできる本物の体験を ~体験を通して、意思決定支援に繋げていく~』
デイサポートにじいろ
13 『チームケアの実践により利用者の”なりたい”を叶える ~職種・サービス・制度をつなぐ連携の大切さ~ 』
向陽園地域生活支援センター心音・居宅介護支援事業所心音
14 『就労を目指して』
グループホーム支援センター天花
15 『「つながることからの心の変化」天花ママだけ会を実施して見えてきたもの ピアサポート・セルフヘルプグループへの取り組み』
地域生活支援センター天花
16『 意思決定支援 ~一歩踏み出そう~』
デイサポート天花
17 『ストレングスを活かした個性的な活動からの仲間作り』
地域活動支援センター天花
18『 利用者さんと地域がつながる事業所づくり』
多機能型事業所なかやま虹の丘
19 『望む暮らしの実現のために ~在宅からホームへと暮らしの場が変わったことによる生活変化の調査~』
グループホーム支援センターなかやま
(会場の様子)