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ぎゃらりーら・ら・ら スタッフブログ

第三回学び舎ら・ら・ら「コミュニティとアート」

12月3日、奇跡的に晴れたその日。山形市文翔館議場ホールにて、第三回まなび舎ら・ら・ら「コミュニティーとアート」を開催し、奈良県奈良市で長年、障害のある人たちの生きる場づくりに取り組む「たんぽぽの家」より播磨靖夫さんをお招きして講演会を行いました。長年の実践から生まれた、たくさんの凝縮した言葉をいただきました。お隣の宮城県を拠点に全国で活動する「エイブル・アート・ジャパン」の柴崎由美子さんからは、活動紹介をしていただき、様々な視点を学びました。


山形を応援してくれるお二人の言葉から、学びをいただくだけではなく、心があたたかくなった、背中を押された、ワクワクした、等と参加者から感想をいただきました。

播摩さん、柴崎さん、ご参加のみなさま、応援してくれた関係者のみなさま、ありがとうございました。
写真:三浦晴子

第二回まなび舎ら・ら・ら「障がいのあるアーティストの魅力を伸ばす環境づくり/社会と福祉をつなぐ」

まなび舎ら・ら・らは、福祉事業所での表現活動を始めたり、活動の充実を図るため、福祉と芸術文化の分野との協働を深め、互いの事を知ったり学ぶ機会を作り、県内各地で実践する人を増やしていくための実践研修です。2022年度は3回シリーズで行います。

11月22日に第二回まなび舎ら・ら・ら「障がいのあるアーティストの魅力を伸ばす環境づくり/社会と福祉をつなぐ」を開催しました。対面参加4名、zoom参加16名で、福祉事業所職員、支援学校教員、デザイナー、アーティスト等が参加しました。

講師は、社会福祉法人洗心会のぞみ福祉作業所の支援員田中 青志さん、デザインユニットHUMORABO(ユーモラボ)前川 雄一さん、前川 亜希子さん。のぞみ福祉作業所とユーモラボさんはは、東日本大震災復興支援プロジェクトで、障がいのある人のアートとデザインで仕事をつくる協働ががきっかけで出会いました。両者は共同でNOZOMI PAPER Factory を立ち上げ、手漉きのリサイクルペーパーづくりとアートとデザインで、現在も様ざまな機関と連携し、障がいのある人の魅力を発信しています。

障がいのある方が、支援を受ける側だけではなく、アーティストとしての魅力を伸ばすための場づくりやスタッフとの関係性づくりに大切なこととは?また、外部の専門家と協働することによって、障がいのある人の可能性がどのように拡がるのか、社会と福祉をつなぐ取組みについてもお聞きしました。

●参加者の感想

作家との関係を「パートナー」と話されていたことが対等で相互扶助的関係なのだと羨ましく思いました。沢山の成功事例はもちろん参考になりましたが、そこまでの過程や継続されてきたことに感銘を受けました。

田中さんが、利用者さんの性格や画力に合わせてうまく力を引き出しているところが面白かったです。

「外と繋がる機会をつくる重要性」が印象に残りました。その機会がきっかけとなり、利用者さんの変化や仕事の広がり、新たな関係性の展開などが生まれる可能性があると学んだためです。

外部の専門家と協働し、福祉の分野に留まらず一般市場に出していけるクオリティの高い商品づくりをすることの目的は、単に営利でなく利用者の方のモチベーションにもつながることに共感しました。

第一回まなび舎ららら「表現を伝えるために大切にすること」

まなび舎ら・ら・らは、福祉事業所での表現活動を始めたり、活動の充実を図るため、福祉と芸術文化の分野との協働を深め、互いの事を知ったり学ぶ機会を作り、県内各地で実践する人を増やしていくための実践研修です。2022年度は3回シリーズで行います。

11月9日(水) ぎゃらりーら・ら・らを会場に、第一回まなび舎ららら「表現を伝えるために大切にすること」 を開催しました。アーティストの瀬尾夏美さんをファシリテータに招き、ワークショップ形式で、参加者が客観性や表現力を使い実践しました。参加者は、福祉事業所の職員や支援学校教員、アーティスト等17名。

参加者のみなさんより作品やこれって作品?というものを持ち寄っていただき、ペアになって作家のことや作品制作の背景を聞き取りし合い、対話から改めて言葉にして、作品を紹介するキャプションを書いてみました。

最後に作品展示をしてみて、キャプションとともに作品鑑賞しながら作品や背景について対話の場を作りました。

●参加者の感想

作品に対して、作者の思いや考えを具体的に説明することで、より深い作品になることを理解し、私自身も作者に耳を傾けようと思いました。

対話から生まれた気づきがたくさんありました。利用者さんたちの魅力を伝えることが今まで以上に楽しみになりました。

相手を受け入れるというスタンスが、次の活動に広がっている素敵な取り組みでした。

作者との対話やコミュニケーションを丁寧に重ねていくことで、紹介コメントを上手く書けるようになることに限らず、その制作者との普段の信頼関係を築く上でもとても効果的なのではないかと思いました。