2024.09.11
Art for Well-being プロジェクトの説明
Art for Well-being プロジェクト
AI が⽣成した画像をモチーフにしたら何が起こるのか?
たんぽぽの家では、病気や加齢、障害の重度化など⼼⾝がどのように変化しても、さまざまな道具や技法とともに、⾃由に創作をできる⽅法を⾒つけるプロジェクト「Art for Well-being」
に取り組んでいます。2021 年からはじまったこのプロジェクトに⼗⻲史⼦さんにも参加。テクノロジーをつかい、これまでとは違う創作の可能性を探りました。
今回使ったのは「Text-to-Image※」という、⽂字を⼊⼒すると⾃動で画像⽣成をする技法。「画像⽣成 AI」とも呼ばれています。⼗⻲さんの「いろんな動物たちが集まってポーズをしている
ところが⾒たい」という思いを英語に翻訳し、複数回⼊⼒。⽣成された 6 つの画像をもとに、新たに絵画を制作しました。
⼗⻲さんは画像を⾒ながら「おー!これもすごいな!ロボット(注:AI)ってすごいな」「パーツとしてくっつけたら⾯⽩いかな、⾦⾊でやったらよさそう」など、気に⼊った 6 つの画像を組み合わせてモチーフにしました。実際に制作をすすめていく中で、⾒慣れない動物たちが混ざりあっていたり、「草かと思ったらゴリラおんねん」とモチーフをよく⾒ると動物たちが隠れていたり、着彩すればするほど複雑になっていく難しさもありましたが、アートサポーターに相談して、動物たちの境界線を枠で囲んでもらったり、⾊を選ぶのを⼀緒に考えてもらうことで、少しずつ不安を解消しながら制作をすすめました。
※画像⽣成 AI ツールにはさまざまなタイプのものがあります。今回は、stable diffusion というweb ツールを利⽤しました。
本事業は、⽂化庁委託事業「令和 4 年度障害者等による⽂化芸術活動推進事業」『Art for Wellbeing ⼼⾝機能の変化に向きあう⽂化芸術活動の継続⽀援と社会連携』により実施しました。
Art for Well-being プロジェクトについては、下記のサイトをご覧ください。
https://art-well-being.site/