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ぎゃらりーら・ら・ら スタッフブログ

Art for Well-being プロジェクトの説明

Art for Well-being プロジェクト

AI が⽣成した画像をモチーフにしたら何が起こるのか?
たんぽぽの家では、病気や加齢、障害の重度化など⼼⾝がどのように変化しても、さまざまな道具や技法とともに、⾃由に創作をできる⽅法を⾒つけるプロジェクト「Art for Well-being」
に取り組んでいます。2021 年からはじまったこのプロジェクトに⼗⻲史⼦さんにも参加。テクノロジーをつかい、これまでとは違う創作の可能性を探りました。
今回使ったのは「Text-to-Image※」という、⽂字を⼊⼒すると⾃動で画像⽣成をする技法。「画像⽣成 AI」とも呼ばれています。⼗⻲さんの「いろんな動物たちが集まってポーズをしている
ところが⾒たい」という思いを英語に翻訳し、複数回⼊⼒。⽣成された 6 つの画像をもとに、新たに絵画を制作しました。
⼗⻲さんは画像を⾒ながら「おー!これもすごいな!ロボット(注:AI)ってすごいな」「パーツとしてくっつけたら⾯⽩いかな、⾦⾊でやったらよさそう」など、気に⼊った 6 つの画像を組み合わせてモチーフにしました。実際に制作をすすめていく中で、⾒慣れない動物たちが混ざりあっていたり、「草かと思ったらゴリラおんねん」とモチーフをよく⾒ると動物たちが隠れていたり、着彩すればするほど複雑になっていく難しさもありましたが、アートサポーターに相談して、動物たちの境界線を枠で囲んでもらったり、⾊を選ぶのを⼀緒に考えてもらうことで、少しずつ不安を解消しながら制作をすすめました。

※画像⽣成 AI ツールにはさまざまなタイプのものがあります。今回は、stable diffusion というweb ツールを利⽤しました。

本事業は、⽂化庁委託事業「令和 4 年度障害者等による⽂化芸術活動推進事業」『Art for Wellbeing ⼼⾝機能の変化に向きあう⽂化芸術活動の継続⽀援と社会連携』により実施しました。

Art for Well-being プロジェクトについては、下記のサイトをご覧ください。
https://art-well-being.site/

十亀文子(そがめふみこ)プロフィール

十亀文子(そがめふみこ)

1980年生まれ 奈良県在住
2006年よりたんぽぽの家で活動をはじめる

『見る人をHappyな気持ちにしたい』– その率直な想いが創作の原動力となっている。作品をつくるときは、モチーフの色やかたちを変えたり、目を引くタイトルをつけたりして、見る人を楽しませる工夫を怠らない。また、モチーフがもつ「そのものらしさ」を描くことにもこだわっており、細かな模様や明暗なども丁寧にうつし出している。見せることと描くこと、その両方を楽しみながら日々創作活動を行っている。

蜻蛉作品コメント

作品① ひねくれ

AIへの指示 家に帰る蜻蛉。

蜻蛉コメント これぞ蜻蛉返り!

 

作品② サントリー

AIへの指示 三つの鳥居が並んでおり、上から太陽が見えている。

蜻蛉コメント 三つの鳥居で3トリーただこれだけだとサントリーにならないので、上から太陽が見えれば近くなるかも。実にしょうもない作品である。

 

作品➂ミーティングルーム

AIへの指示 小部屋に肉がたくさんばら撒かれている。

蜻蛉コメント スペルは違えど、カタカナにすれば皆同じ!ということで、部屋に肉をばら撒いてみた。掃除が大変だ。

 

作品④愛すクリーム

AIへの指示 カップルの男女が一つのアイスクリームを仲良く食べている。

蜻蛉コメント カップルよ!消えてなくなるが良い。

 

作品➄屁理屈

AIへの指示 10個の赤いマトが横に並んでいる。

蜻蛉コメント この世には、トマトなる美味な植物がある。あれはうまい。トマトという文字を強制的にいじくりまわした結果、十と的に分けることができる。ただ、10個のマトを並べたのではつまらないので、赤い的にしてみたというただそれだけである。

 

作品⑥覧車(観覧者)

AIへの指示 大勢の人が背中合わせに円を描くように集まり、何かを見ている。

蜻蛉コメント 観覧車は丸い。じゃあ、観覧者だったら、人で円をつくればいい。

 

作品⑦光陰矢の如し

AIへの指示 時空間を大量の矢が飛んでいる。

蜻蛉コメント これは、時間は矢のようにあっという間に過ぎ去ってしまうという、意味の諺である。

 

作品⑧汚職事件

AIへの指示 食堂でご飯を食べる男の隣で手錠をかけられる黒髪の女。

蜻蛉コメント 私が学生の頃によく流行ったネタで、汚職事件とお食事券を掛け合わせたネタである。

 

作品⑨夕暮れ

AIへの指示 畑にはトンボが飛び交い、遠くに小さくトランペットスピーカーが見える。

蜻蛉コメント 私は、夕方が好きだ。鳥が飛び交い、昆虫がゆっくりと飛ぶ。とある時刻になると、どこからともなく夕刻を告げる音楽が響いてきて、建物に反響して消えてゆく。そんな何もない、しかし安心できる日常をいつまでも過ごせればいいと思う。夕刻に街に流るる夕焼け小焼け。音は響きて街に消えゆく。