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ぎゃらりーら・ら・ら スタッフブログ

第二回まなび舎ら・ら・ら「障がいのあるアーティストの魅力を伸ばす環境づくり/社会と福祉をつなぐ」

まなび舎ら・ら・らは、福祉事業所での表現活動を始めたり、活動の充実を図るため、福祉と芸術文化の分野との協働を深め、互いの事を知ったり学ぶ機会を作り、県内各地で実践する人を増やしていくための実践研修です。2022年度は3回シリーズで行います。

11月22日に第二回まなび舎ら・ら・ら「障がいのあるアーティストの魅力を伸ばす環境づくり/社会と福祉をつなぐ」を開催しました。対面参加4名、zoom参加16名で、福祉事業所職員、支援学校教員、デザイナー、アーティスト等が参加しました。

講師は、社会福祉法人洗心会のぞみ福祉作業所の支援員田中 青志さん、デザインユニットHUMORABO(ユーモラボ)前川 雄一さん、前川 亜希子さん。のぞみ福祉作業所とユーモラボさんはは、東日本大震災復興支援プロジェクトで、障がいのある人のアートとデザインで仕事をつくる協働ががきっかけで出会いました。両者は共同でNOZOMI PAPER Factory を立ち上げ、手漉きのリサイクルペーパーづくりとアートとデザインで、現在も様ざまな機関と連携し、障がいのある人の魅力を発信しています。

障がいのある方が、支援を受ける側だけではなく、アーティストとしての魅力を伸ばすための場づくりやスタッフとの関係性づくりに大切なこととは?また、外部の専門家と協働することによって、障がいのある人の可能性がどのように拡がるのか、社会と福祉をつなぐ取組みについてもお聞きしました。

●参加者の感想

作家との関係を「パートナー」と話されていたことが対等で相互扶助的関係なのだと羨ましく思いました。沢山の成功事例はもちろん参考になりましたが、そこまでの過程や継続されてきたことに感銘を受けました。

田中さんが、利用者さんの性格や画力に合わせてうまく力を引き出しているところが面白かったです。

「外と繋がる機会をつくる重要性」が印象に残りました。その機会がきっかけとなり、利用者さんの変化や仕事の広がり、新たな関係性の展開などが生まれる可能性があると学んだためです。

外部の専門家と協働し、福祉の分野に留まらず一般市場に出していけるクオリティの高い商品づくりをすることの目的は、単に営利でなく利用者の方のモチベーションにもつながることに共感しました。