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ぎゃらりーら・ら・ら スタッフブログ

【令和5年度事業報告➀】「白鳥建二さんとアートを見にいくワークショップ」

映画「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」&「わくわくひょうげんの泉展」関連企画、「白鳥建二さんとアートを見にいくワークショップ」をぎゃらりーらららにて開催いたしました。

最初に白鳥さんからこのワークショップについて、“作品に関することなら何を話しても大丈夫!” “(作品について)話したくなったら話してもらう” ということ等説明がありました。また、この鑑賞会では参加者が交代で白鳥さんの手引きをすることとなりました。

最初は白鳥さんが選ばれた作品を鑑賞。早速、参加者から「山みたい」「髪が広がって豊かで力強い」等、作品に関する感想が聞こえてきました。


30分程経ったところで、次の作品に移動することになり、鑑賞する作品は参加者が決めることになりました。
2つ目の作品は、標識がたくさんかかれているもので1つのラミネートにまとめてある作品。「車に乗る人なのかな?」「ラミネートのつやつや感が看板っぽい」


3つ目は、ひまわりがたくさん描かれている作品。「穴があいてもおかしくないくらい描かれている」「夏の力強さを色から感じる」


4つ目は、大きな紙にさまざまな色や文字がいっぱいに描かれている作品。「色の重なりがなんか心地良い」「色の塗り方が右左右左になってる」
参加者それぞれから見える作品の感想が自由に聞こえてくる空間と時間が続き、会話は途切れることなく、白鳥さんは皆さんのそのお話しに「うんうん!」と耳を傾けていらっしゃいました。約1時間半、1つ1つの作品をゆっくり時間をかけながら鑑賞し会が終了しました。


鑑賞会後の振り返りでは参加者から、「会っていないのにこの人(作者)を知っている感じがする」「絵で描いたりすることで、形にできないものが形になっていてすごく伝わる」といった感想が寄せられました。白鳥さんからは、「見てるところが(みんな)違う、最初から違ったりする。一致しなくてもいいところがたのしいところ、人それぞれだから楽しい」とお話しがありました。その言葉のとおり今回のワークショップでは参加者皆さんが、それぞれの視点、想いで自由に会話をしたことで、自分では気づかない作品のおもしろさや魅力をさらに知ることのできる時間になっていたかと思います。